篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

演劇的手法を使ったワークショップ

富良野市立布部小中学校で、人とのかかわりを構築するワークショップが開催され、私は一日参加させていただきました。
講師は、イギリスのナショナルシアターで教育部門を担当しているケイト・ビールズさんです。旭川教育大学の主催で実施していました。
午前中は小学生全員・・・ちょっと緊張気味?

講師のケイトさん、通訳の川島先生、演劇を学んでいるケイトさんのご子息(13歳)

今回は、ある昔話を課題に、みんなでお芝居を作り上げてゆくと言うもの。ウオーミングアップから既に芝居に結びついている導入方法は、さすがですね。

声が出なくても、決して無理強いをせず気持ちを汲み取ってゆくケイトさん。教えるのではなく、気づくのを待つケイトさん。
だんだん子供たちは声が出て、動作も大きくなって行くんですね。

見事に芝居を完成させました・・・子供たちの満足そうな顔をみました。
お昼は子供達と一緒に給食をいただきました。2年生と一緒にお話をしながら、とてもおいしかったよ・・・・ご馳走様でした。

午後は中学生対象で、小規模校なので全員で6人でした。
やはり中学生は少々シャイで、始めはなかなか動けません、声も出ません。

でもでも、ケイトマジックで徐々に徐々に・・・表情も崩れて・・・。

見事にストーリーは完成しました。

校長先生を始め全職員が参加し、見守る中ワークショップが進行していました。このような情景は学校全体の熱意を感じますね。
最後は記念に・・・

このようなワークショップは、一度やって子供たちの精神や身体が変わるわけがありません。積み重ねが大切何ですね。
まず試みる勇気を、持続する力、結果が出るのを待つ忍耐力が必要だと痛感します。