篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

「煙草の害について」

これはロシアのチェーホフ作お芝居のタイトル!

柄本明さんの代表作でもある一人芝居だ。今、札幌のシアターZOOで上演中なので観てきた。
この作品は、12年前富良野演劇工場が出来る前に、富良野青少年ホームで上演した。その時以来、柄本さんとの交流が続いているので今回とても楽しみにしていた。
芝居は・・・・・
くたびれた老人が、煙草の害について講演をはじめた・・・・のだが、怖い妻の話、娘の話、仕事の話・・・飼い犬の話・・・とどんどん脱線してゆく。
柄本さん独特のキャラクターで、満員の客席は笑いの渦。なんだか久しぶりに、涙が出るほど笑ったような気がする。
富良野では、主催者側なので会場で観ているようでも、どこか気持ちがお芝居に没頭していないので、改めてこんな面白い芝居だったかと感心した。いや〜演技の力、人間性まで垣間見たようでブラボ〜〜(^。^)y-.。o○
終演後、柄本さんと固い握手をしてしばしお話をした。帰りには、わざわざ劇場の外まで送ってくださった。なんと律儀な。
北海道を代表する役者・演出家の斉藤歩さんもいて、久しぶりにお話した。斉藤さんが撮ってくださったツーショット。