篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

会議&観劇in札幌

「シアターネットかんげき」の会議が札幌で開催された。この組織は、演劇公演をするのに地理的に不利な北海道の各地のホールが、連携して芝居を呼ぶことで、良い作品を経費を削減して呼ぼう・・・と言う目的で作られた。
官主導ではなく、民主導で活動しているユニークな団体だ。富良野からは、ふらの演劇工房と富良野メセナ協会が加入している。
今回は会議の後、2本の芝居を観ることになっていた。
琴似のコンカリーニョで上演されている、劇団イナダ組の「このくらいのLangit]。富良野塾OBで、今札幌で活躍している納谷真大さんが出演している。
納谷さんの芝居は、群を抜いていたように思える・・・良かった。
この芝居は、以前富良野でも上演したことがあったが、その頃主催者側だったので芝居を観ている暇はなく、内容は全然覚えていなかった。あの頃のイナダ組には、大泉洋さんらが居たので夜中からお客さんが並んでいたのを思い出す。
もう一本は、中島公園近くのシアターZooで上演している「亀、もしくは・・・」だ。斉藤歩演出・出演で、今回は他の出演者も演出家が役者として出演しているというのも珍しい。

この作品も、富良野で2回ほど上演している。ある精神科のサナトリュームのお話・・・誰が正常で、誰が異常なのか・・・一時間ほどの作品だが、見る度に面白い。斉藤歩さんの才能は素晴らしい!
終えてからの懇親会に、イナダさんや斉藤さん、その他役者さんが来て大賑わいだった。
 
二次会は、若者組と高齢者組に分かれて・・・斉藤さんは高齢者組(笑)久しぶりに、斉藤さんからお芝居のお話をたっぷり聴き、楽しかった。
札幌市は、演劇によるまちづくり・・・で演劇財団を中心に頑張っている!