篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

別れ・・出逢い・・悲喜こもごも

★ある女性との別れ。
夫が親戚で一番信頼し仲良くしている従兄の妻が、7月に病が発覚し8月初めに手術をし成功した。術後の経過もよく、数日内に大部屋に移り退院の話まで出て、彼女の娘と帰りに着る服の話題まで出ていたと言う。
その日(12日)病院から家族が帰り、家に着いた途端に病院から「心肺停止状態です」と知らせが入った。家族にとって何が起こったのか混乱状態で病院へ引き返した・・・結局意識が戻らぬまま20日旅立ってしまった。
お盆の最中、彼女の魂はどこをさ迷ったのだろう・・・・。
嫁として、妻として、母として社会人として私はとても信頼し尊敬し、よく話し合った人だ。
彼女の病気を聞いた時にも信じられない気持だったのに、お見舞いに行かぬうちにお別れとなってしまうなんて・・・・・。夫が病気をした時にはずいぶん支えてくれた。全てを妻に頼っていた従兄の心境は察するに余りある・・・・・。
まだ信じられない気持ちだが、明日のセレモニーに参加するために名古屋へ行ってくる。

★ある女性との出逢い。
人もうらやむ結婚をし、子供が授かり幸せな人生を歩んだ。しかし彼女はある時から子供との生活を選択し自立した。
彼女は生活基盤はしっかりあった(金銭的には困らない)が、母子の生活は想像以上の困難にぶつかった。いわゆる世間の偏見の目に辟易したと言う。
そこで彼女は子供に世界を見せようと試みた。休暇のたびに海外へ行き、広い世間を体験させた。男性の倍以上強い気持ちを持たなければ、女性はやっていけない・・・・と呟いていた。
今やお子さんは国際人として自立しているらしい。
仕事に芸術にたけた彼女はキラキラ輝いていた。