篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

人間国宝柳家小三治師匠ご逝去

10月7日に亡くなられたとニュースを聞き言葉を失いました。

落語会の大御所でありながらとても気さくに接していただきました。

出逢いは20年ほど前でしたでしょうか。

富良野演劇工場の工場長だったころに永六輔さんのご紹介で豪華な顔ぶれの柳句会を開催しました。今では亡くなられた方が何人かいますが私の大きな思い出の一つです。

小三治師匠はいつもひょうひょうとされて鋭い感性にドキドキしました。

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その後、毎年師匠一門がスキーをしに富良野にお越しになり、その際はご一緒させていただきスキー、食事、会話を楽しませていただいき贅沢な時間でした。

夫も小三治師匠が大好きで、お会いすると実に楽しそうでした。

妻の忠告は聞かずとも、師匠から言われて毎日1~2時間の散歩をして体力をつけていた夫でした(笑)。

とても懐かしく、あの名人芸が聴けないのは淋しくてなりません。

聞くところによると、師匠は直前までお元気で高座にも意欲を見せられていたとのことでした。

夫の命日は10月5日、師匠は7日・・・合掌

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