篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

富良野グループ公演2011夏のご案内

15年ほど前、地元在住の演劇人による定期公演が出来るようになったらいい・・・と言う思いで市民活動が始まった。
文化の薫る富良野・演劇の街富良野・・・・なんて言いながら。
北海道は、東京の劇団が地方公演と称して営業をして行くのが普通だった。全てとは言わないが、有名な役者を使って顔見世公演的で何とも物足りなかった。
倉本氏が、これからは文化を地方から中央へ発信するのだと言っていた。ガッテン!
その頃、全国でハード(文化施設)が乱立したがソフト(中身)がない状況に気付き始めたころだった。富良野には「富良野塾倉本聰」という創造活動をしているソフトがある。
富良野の仲間たちは、その財産を「まちの元気」のために生かそうとしたのだ。演劇専用の劇場「富良野演劇工場」が建ち、創造発信基地として動き出した。
数年前から、倉本聰主宰の富良野グループ(元富良野塾)による年2回(夏と冬)のロングラン公演が実現した。
この夏は、6月11日(土)から25日(土)の2週間、富良野演劇工場で公演。
今回からマチネ(昼公演)は、全席指定となった。ソワレ(夜公演)は全席自由。
歸國(きこく)」作・演出倉本聰
〜60年ぶりに歸國した英霊たちは、今の日本を見て何を思ったか〜
主演梨本謙次郎他富良野塾グループの役者
チケット:3500円(当日4000円)

富良野発信の舞台を、多くの方に見ていただきたい。
人口2500人弱の富良野で、地域在住の劇団が年2回ロングラン公演(その後全国ツアーに出る)をしているのは、かなりの奇跡だと思う。
ちなみに、現在札幌で公演中の劇団四季(とてつもなく素晴らしい、規模が違う)は、札幌在住劇団ではない。
演劇や音楽は好き嫌いは当然ある。また一度見た・・と言う人もいるでしょう。
でもこんな観方もあります。
1、当然演劇を楽しむ。
2、この小さな地域(富良野)に在住して演劇創作している役者を応援する。
3、以前の芝居と、どう進化したか検証する(要するに、どこが変わったかな?)。
4、演劇に興味はないが、富良野に来たついでに覗いてみる。
5、篠田に会いに来て、ついでに観る(爆笑)。勿論この逆も可。
6、そもそも、これらを主催しているNPOや市民のパワーを垣間見る。
7、もう一つ・・・限りなく続く倉本パワー(体力も気力も)を垣間見る。
  (毎回、終演後必ずロビーにいらっしゃいますよ)
・・・・とまあ、どれを選んでも結構!welcomeでお迎えします!
私に、ご連絡いただけましたら、格安チケット&お席の確保をいたしますよ(*^。^*)