篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

心に寄り添って・・・・

東北関東大震災!日を追って落ち着くどころか、新たに原発放射能被害が広がり心が締め付けられる思いだ。

医療現場でも「薬も水も何もかもない。」と言っている。又、救援に行ったある医療チームは「亡くなられた方があまりに多く、自分たちができることが無く非常に残念だ」と言うニュースまで出ていた。
いまだにライフラインが寸断されているが、日本中はもちろん世界中から救援の手が差し伸べられている。
まだまだ混乱が続き、個人でボランティアに入ることも制限されている。
「自分にできることは何か。」と、今日本中の人が思っている・・・みんな優しくなっている・・・・みんな親身に人のことを考えている・・・これは試練と共に大切なことを教えてくれている。
実際に行動が起こされ義捐金募集があちこちで始まっている。
富良野の菓子店フラノデリス(オーナーシェフ藤田美知男)が、ホワイトデーに郵送したお菓子700箱が郵送不可となって帰ってきたそうだ。十分おいしく食べられるそのお菓子を半額で販売し、その益金を今回の義捐金に全額寄付するとチラシが入っていた。
昨日、その販売が行われ予定の品は30分で完売したが、お客さんが後を絶たず一般の品も半額で販売し、2時間で100万円ほどになったようだ。
義捐金になるのなら・・・と駆けつけた人が多かったのだと思う。
シアトルに住み看護師をしている姪からもメールが入り「日本のニュースを見て居ても立っても居られない何かしたい。病院からも医療チームが派遣されるがアメリカ国籍でなければ行けないのが残念だ。アメリカの看護資格でも日本に行ってボランティアできる方法を教えてほしい。」と言ってきた。
たぶん世界中で日本中でこんな思いの人がたくさんいると思う。ボランティアの受け入れ態勢ができるまで、しばらくは静観しなくてはならないのだろう。必ず必要なことが出てくるはずなので。
刻々と入る情報は厳しいものばかり・・・・。
被災者はもちろん、救援隊、原発関係者、政府関係者みんな極限状態になっているように感じる。
誰が倒れてもダメ・・・被災者を救うために、救護する側も倒れないように。
なんとか一つでも良い方向へ向かいますように祈るばかり・・・みんなが被災者の心に寄り添って・・・。
自分でも出来ることを考え実行しよう!