篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

観劇ツアーin東京

志の輔らくごinPARCO
1日目(15日)は落語。毎年東京パルコ劇場で開催される「志の輔らくご」は、一ヶ月間も開催されるのに即完売になると言う凄い落語会。
一昨年上京の折、たまたま観る事が出来たが、噂の通り凄い落語会で、すっかり虜になってしまった。毎年富良野でも志の輔独演会を開催しているが、一味違う雰囲気を味わう事が出来る。
今年のチラシの表と裏


6000円のチケット、既に「完売」の文字が入っている。(富良野では何と安いことか)
開場直前のロビー前・・・何とも江戸の情緒が・・・。

15年間続いている「志の輔らくご」のポスターも並んでいた。

グッツを買うと抽選も出来る・・・見事大当たり〜が出ました♪こりゃあ春から縁起がいい〜〜〜!

ロビーには、有名人からの樽酒やお花(ほとんどが蘭の3〜5本立て)あふれていた・・・芸能人図録のよう・・・さすが!
本日の演目は、新作3本。

この落語会は、前座もなく志の輔さん一人でやってのけるのだ。
中入後の「大河への道」は80分の大作!
伊能忠敬の生涯を語った素晴らしい力作だった。笑いあり感動あり涙あり・・・こんな話を座布団の上でたった一人で語る・・・古典芸能ブラボー!!!
前作2題も含め、夫と共に大満足の3時間だった。あのバイタリティーは、どこから来るのだろう・・・やはり「ためしてガッテン」でのいろいろな体力保持かな?ナンチャッテ。
終演後に楽屋でお会いし、今年の富良野を約束して帰って来た。
☆「十二夜」公演
2日目(15日)は芝居。これも約1ヵ月間のロングラン串田和美さんが演出・美術・出演しているシェークスピアの「十二夜」、主演は松たか子さん他。

渋谷のシアターコクーンのS席でゆったり観劇。これはこれは素晴らしい、楽しい、胸にキューンとくる最高の舞台だった。
串田さんの舞台はいつも、お客さんに楽しんでもらうためにはどうしたら良いのかを充分計算している。決して受け狙いのドタバタ芝居ではではない。
松さんの芝居も良く、バイプレイヤーとしての笹野高史さんの役者ぶりは絶賛だ。S席9500円、A席7500円、コクーンシート5000円と決して安くはないのにいつも満席!
小難しいシェークスピアや歌舞伎を、原作に忠実でありながらも我々に判り易く解釈し演出して舞台に上げてくれる串田さんの舞台人ぶりに大拍手を送りたい。串田演出の作品はどの作品も大好評で満席だ・・・やはり良い作品は観客もわかるよね。
今回も終演後、楽屋見舞いに行き歓迎していただいた。やはり串田演出で富良野で芝居をした事がある松さんとも再会した。
素顔もとっても美しい・・・・串田さんと共に快く記念写真に。

今回は2つの舞台だけを目的に出かけたが、大満足の東京観劇ツアーだった。
生の舞台から得られる感動は格別のものがあり、生きる力さえいただくようだ。DVDからはこの感動はなかなか得られない。子供たちにも出来るだけ生の芸術体験をしてもらいたいと強く願っている。
16日一番機で羽田を発った。旭川空港から富良野へ向かう途中、気温が低かったようで樹氷がとても美しい・・・多分−17〜8度はあったのかな?思わずカメラを向けた。


我が家の200メートルくらい手前の風景も・・・どうだいこの美しさ!まるで墨絵のよう!

午後から予定していた朗読サークルが、道内降雪で交通網が大混乱し講師の安藤先生が来られず中止になった。
では、富良野でもロングラン公演中の倉本聰作・演出の「マロース」を観に行ってこようかな。
まさに、芝居三昧だ!