篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

山陰の晩秋の旅から帰還

東京→鳥取市松江市・・・21日〜25日晩秋の旅。
★東京
銀座4丁目の和光で開催されている、歌舞伎の写真展を見る。歩行者天国になっていた日曜日いっぱいの人並み・・・ああ〜いっぱいの人の中は苦手だな〜・・・。

和光の前には、もうクリスマスツリーが飾られていた。

鳥取市
早朝の飛行機で出発、8時にはもう鳥取に到着した。会議までしばらく時間があるので、思い立って始めての砂丘へビユ〜ン!
ここで目にしたラクダ・・・・ギョッとしたがまず体験する事にした。(ほんとに、何にでも乗ってみたいんだね・・・と陰の声が聞こえそう)

馬より横揺れがするが、リズムがあうと心地よい動きで気持ちがいい・・・・気分は、月の砂漠の姫様(^◇^)
このラクダは、モンゴルから来た「キャシー」さんだって。

そう言えば、今月はハワイで馬に乗って鳥取ラクダに乗って・・・何だか変な体験ばかりしているな。
午後から2日間はみっちり鹿野町で企画会議。
幼稚園と小学校の廃校跡地を利用し、演劇を通じて地域とガッチリつながろうとしている「鳥の劇場」に行く。
劇団「鳥の劇場」が、劇場「鳥の劇場」を運営している。


代表者の中島氏から、状況説明を受ける。熱い人たちだ・・・。

地域では、住民が城下町の街並みを保存し食事を提供している。
「私達は自分達でお金を出し合って作っている、協議会なんです。」と胸を張っていた。御婦人パワーがさく裂しキラキラ輝いていた。

それはそれは美しく美味しい「すげ笠弁当」これが何と1000円!

会議から解放されみんな笑顔。

もちろん私も・・。

松江市八雲町
鳥取からJRで移動、松江駅で園山さん有田さんがニコニコして迎えてくれた。
劇団「あしぶえ」が、劇場「しいのみシアター」を運営している。園山土筆さんは、劇団代表、演出家、NPO理事長でもある女傑!
そのもとで、役者、事務局長としてガッチリ代表を支えている有田さん。
木をふんだんに使った100人ほどの客席の、かわいい劇場。劇団のキャリアは40年位あり、劇場の運営にも敏腕振りを発揮している園山女史。他に地域から来た二人の苦労は並大抵ではなかったようだが、すっり地域に根付き信頼を得ている。



劇場内には、靴を脱いで入るアットホームなところ。


とくに八雲国際演劇祭を3年に一度開催し、国内外から高い評価を受け、住民参加の方法が理想的だ。
八雲の2日間、久しぶりに大いに語り刺激を受けた。
ついでに、と言って連れて行ってくれたのが足立美術館
横山大観の作品を収蔵している個人の美術館。とてつもない作品集と米国の美術誌から、日本で一番美しい日本庭園として6年連続認められているらしい。
庭を見るだけでも価値がある。


広い館内を移動する途中に、いたるところに額縁から絵を見るように庭園が見える。

そして、更についでに行ったところが、「ゲゲゲの女房」の水木布枝さんの生家。すっかり観光地だ。
この石の中が筒になっていて、この中で手をつなぎ合うと二人の願いが叶うらしい。さてこの二人は何を誓ったのでしょう・・・・。

かくして・・・中身の濃い山陰の行脚は終わり最終便で旭川へ。旭川空港に置いてあった車の中の水が凍っていて北海道を肌で感じた。