篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

学校での芸術体験事業てんこ盛り!

18日(月)気温が低く山は白くなり、平地にも雪が降りそうな寒い朝
メセナが行う主力事業である「芸術家を学校へ派遣する事業」が、今日市内の小中学校3か所で同時に開催した。
1、8:45〜「狂言ワークショップ」:富良野小学校5年生
北川校長先生は「子供達にあらゆる出会いを体験させたい」「時数的にはきついが、これらの体験が学業にも反映されていくと思う。」とメセナ提供の事業を積極的に受けてくれている。学校現場のこのような声が、講師や私達を勇気付けてくれる。
講師は、大蔵流狂言師榎本元さん。水ぶきされた寒い体育館にみんな集まり榎本さんのお話から始まった。

寒いので、早速動き出した。

私は、次なる会場へ移動。
2、午前中10:30〜「秋山仁 おもしろ数学授業」:布礼別小中学校
講師は秋山先生で小学6年生〜中学3年生までの20名と参観希望の先生方。
「公式を丸暗記するのではなく、公式の意味が判らなければ役に立たないよ・・・」と色々な模型を使いながら解り易く話していた。


ユニークな話しぶりに興味深く真剣に聞いていた。

ゲーム性を取り入れ楽しそう。


3、10:30〜「あべ弘士 動物の絵を書こう」:富良野東小学校1年生
私は、同時間だったので行けず、他のメセナの役員が同行した。父母もたくさん参加して楽しいワークショップになったようだ。
4、午後13:30〜「秋山仁 講演会」
近隣市町村の教員の研修会があり、今の文科省の現状や教育現場の現状などを見つめて「宮沢賢治先生に習おう」と言う演題で話した。


最後に準備はしていたが、残念ながら時間が無くてアコーディオン演奏はカット!「次回来た時に・・・」と講演会を終えた。
17:00の旭川発の飛行機に乗るため、足早に富良野を発った。
毎年、10分間劇場に参加する秋山先生やあべ弘士さんは、翌日学校へ行って子供達と交流を持ってくれている。子供達や地域にとってこんなありがたい事はない。感謝!
かくして、芸術の秋・・・市内各学校でも芸術のシャワーが・・・・。