篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

朗読10分間劇場終える

秋の富良野メセナ協会の一大事業である「富良野・森の朗読10分間劇場」が無事終了した。

日舞台が芝居の稽古で使えなかったので、当日朝からの通しリハーサルとなった。
20人ほどの出演者が交代で出入りするので、舞台に付く担当がかなり重要になる。
音響、照明以外はみんな素人のボランティアで支える会なので、かなり緊張感を持ち舞台を仕上げる。
朝から舞台でみっちり練習し出演者も、舞台スタッフの郡司さん、山崎さんがバッチリでした。そして急に来れなくなったもう一人の舞台スタッフのカバーをしてくれたのが富良野塾OBの三浦さん・・・・百人力でした・・・ありがとう(^◇^)
リハーサルを終え楽屋や、紅葉が美しいロビーでくつろぐ参加者。

ボランティアさんの作ったオニギリで腹ごしらえ中の常田萌絵さんとTwin-BeeZのかりん&まりんさん。いつも笑顔で立ち振る舞いも素敵なお嬢さん達。

さて、開演!
Twin−BeeZ(小5 双子の姉妹)のヒップホップダンスとGoshinMoroさんのアフリカンドラくムで幕あけ・・・メッチャ可愛くてかっこいい!歓声があがる。
第一部
①安藤千鶴子(口琴 阿部和厚)・・・さすが安藤さんプロの技!ダンスの世界からしっかり朗読の世界に引き込んでくれた。昨年も参加した阿部さんの口琴は、静かなブームに・・・。
②酒谷夫妻(ギター 山中詔市)・・・民話を掛け合いで聴かせてくれた、練習の度にぐんぐん良くなり、尺八の音色とぴったり!山中師匠さすがです。
尾張めぐみ(ギター 阿部和厚)・・・道新「いずみ」にお母さんが投稿したエッセーを読んだ。記者として富良野に赴任し舞台に挑戦してくれた。お母さんも客席で聞いていた、どんな感想だったかな?
神田山陽・・・毎回出演だが、今回自作の映像で出演し「行けなくて、すみませ〜ん」と「タンゲくん」を読んだ。子供達は大喜び。
☆ミニジャズコンサート
今年も、福居良と玉川健一郎の豪華なジャズコンサート!贅沢な空間。
ニコニコ良さんのピアノと声量たっぷり健一郎の歌で第一部を閉めてくれた。
第二部
⑤あべ弘士(ギター 久林庸)・・・毎会出演のあべ節。あべさんの絵をスクリーンに映し、ギターの音色に合わせて、最新作「かちかち山」。あべさんのユニークな朗読に子供達の笑い声が聞こえる。
⑥熊谷百合子(チェロ 李 修希)・・・元日本放送アナウンサー、今在富良野高校教師をしている、教え子たちも応援に来てくれた。美しい声で須賀敦子の作品を読み、スヒさんの素晴らしいチェロの音色が乗ってい行った。
⑦寺岡祐子(ピアノ 宮下百子)・・・富良野塾OBの彼が読んだ灰谷健次郎の作品は、関西弁も入りぴったりだった。感情を抑えた中で、ビンビンと伝わってくる朗読に観客も感動。ブラボーみなみさん!
⑧そして、毎年トリを務める、秋山仁(ピアノ 福居良)・・・自作のエッセー「数学珍答案集」。小さい頃から大学そして留学した時の珍答案を、映像を交えて朗読した。開場は爆笑!バックには静かに福居さんのピアノが流れる・・・・。今年も秋山先生は絶好調!
朗読の後、常田萌絵さん(小6 札幌舞踊会所属)のダンス・・・雪の精のよう舞い、表現力が素晴らしい彼女のダンスに魅了された。会場はうっとり・・・・。
Twin−BeeZも常田さんも、GACKTのバックダンサーも務め実力は太鼓判・・・凄い!
私は今年も司会担当。去年よりミスが少なく(笑)無事務め安堵した。4回司会をしているが、私のミスを待っている人がいる・・・・「今年もたくさん間違って良いよ・・・」・・・これは温かく見守ってくれていると思っている私。でも、真剣に進行表は作っているし、練習もしているんですが・・・。
趣旨に賛同して参加したプロもアマも全員がノーギャラ!感謝感謝・・・(^O^)/
朗読指導の安藤千鶴子さん、演劇工場スタッフ音響の長谷川さん、照明の豊島さん、ママになる知ちゃん本当に感謝です。映像担当は西本さん、いつもは無料バスは1回なのに、今回は3回も駅からピストンしてくれたボランティアの森田さん。そして出張からお昼に帰って来た太田工場長「何かあったらどんな事でも対応するから大丈夫!」と心強い言葉に支えられた。私は舞台の成功は、お客様から見えない所で力を発揮している裏方の力で決まると確信している。
地元の方はもちろん函館、札幌、釧路、旭川など遠路からも多くの方に来ていただき感謝の言葉もありません。いつもの年より子供達も多かった・・・・嬉しい!
もちろん打ち上げは、スヒさんのお店「ソウルテラス」で大盛況!



なぜか3人とも赤い服を着ている。秋山先生も偶然赤い服だった(急用あり退席)。毎年恒例の記念写真・・・いつまで続きますか・・・・実は3人同い年。

今年の打ち上げお楽しみは・・・。
あべさんが書いた「ゾウとかぼちゃ」が韓国版として出版された。韓国版を今日チェロを弾いてくれたスヒさんが読み、あべさんが同時通訳。
何と国際的な・・・・。

又来年ね〜〜〜。