篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

ジャズピアニスト福居良さん逝く。

今日の道新に訃報が載っていました。笑顔の写真が・・・福居良さんがお亡くなりになったとのこと、無念でなりません。ご病気のこと知りませんでした。とても素敵なジャズピアニストです。富良野にも何度も来て「くまげら」で飲むのが好きでした。

富良野メセナ協会の事業で朗読会をした時、何度か福居さんのピアノ伴奏で秋山仁先生が朗読しました。ある時秋山先生が司会の私と、やはり朗読に出演したあべ弘士さんと福居さんを突然舞台に呼んで「サプライズ還暦祝い」をしてくださったのです。秋山先生が直筆でそれぞれに応援メッセージを書いた額を準備しプレゼントしてくださいました。福居さんもとても喜んで、ご自分のお店(スローボート)にも飾ってありました。
3人は同い年なんです。秋山先生はちょっと上(笑)。

福居さんが、この日の打ち上げの時に「3人が生きている間は、この朗読会を続けようね・・・」と言って楽しくお酒を飲みました。ちなみに朗読会は今年10周年なのでお声掛けしようと思っていましたのに・・・。
スポーツマンの彼は、野球ではあべ弘士さん(キャッチャー)とバッテリーを組んでピッチャーをしていました。毎年仲間達と旭川スタルヒン球場で試合をするんです・・・それも真剣に練習をして!ピアニストなのに大丈夫?と聞いたことがありました。
試合後の焼肉屋さんで・・・「俺たち同級生だもな〜〜」とご機嫌のあべさん。

お店でもステージが終わると、さあ飲もう・・・と楽しく始まります。いつもいつも楽しくお酒を飲み素敵な笑顔でした。
志の輔師匠が「彼は天才だよね・・・」と福居さんが大好きだったようで、札幌へ来るとお店へ寄っていたようです。
残念でなりません・・・ご冥福をお祈りします。