篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

祝 富良野演劇工場10周年

忘れもしない2000年10月20日富良野演劇工場がオープンした。
秋晴れの今日、10周年を迎えた!お・め・で・と・う!

当時私は初代工場長として無我夢中で式典の準備をした。全国第1号でNPO法人を取得したふらの演劇工房が富良野演劇工場の管理運営を受託し、全国でも初めての挑戦が始まったのだ。我々は劇場運営に関しては、全くの素人だった。
太田竜介夫妻が職員として就職し共に汗を流したのが昨日のことのようだ。その彼は現在押しも押されもしない二代目工場長として手腕を発揮している。
オープニングのテープカットに参加した当時の高校生が、現在事務職員として活躍している知子さん。彼女がもうすぐママになる・・・・何だか感慨深いものがある・・・やはり10年の歳月が経っているのだなあ。
その頃の笑えないエピソードは山ほどあり、今思い出しても冷や汗タラタラ・・・・。一心不乱に夢を追いかけた当時の仲間との連帯感は特別なものがある。
何度も訪れている役者さんは「この劇場はとても良い”気”が感じられるようになってきた。」と言っていた。あの頃の夢が確実に実を結んできている事は、非常にうれしい事だ。

その記念すべき日の今日、富良野塾OBユニットによる芝居「インディアン・サマー」が初日を迎えた。
OBユニットの芝居も着実にファンを増やし、富良野発信の演劇として定着している。今日も沢山のお客様が、ユーモアあふれ、テンポが良く、そして心に染みる芝居を楽しんでいた。これから近隣5市町村を巡回するという。
終演後、玄関口でお見送りする役者さん達。

更に10年後、どんな20周年を迎えるのでしょう・・・・・さて私はまだ元気でいられるかな?