篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

文芸「江さし草」・・・

一昨年、北海道地域文化選奨の贈呈式に初めて江差町に伺いました。歴まち通りにずらっと飾られたおひな様を見て歩いたり、大神宮のお話を聞いていると深い歴史に圧倒されました。大袈裟ではなく、なにかに突き動かされてように体が震えました。
江差で沢山の方々にお会いしましたが、際立って濃い(笑)お二方は街の重鎮でした。若者を引き込み、街の宝に光を当て、面白がって遊んでいる姿は格好良かったです。街の文化を守り文芸誌を発行し続けている松村隆さんと漆工芸の会社を経営しながら、街の活性化にあらゆる仕掛けをしている室谷元男さんです。
松村さんから「江さし草」が届きました。読んでいると江差の魅力にどんどん引き込まれてゆくようです。執筆者がバラエティーに富んで、読む者をひきつけますね。

一昨年江差に伺った時、松村さんと室谷さんと写した貴重な写真です(笑)。

350年以上の歴史を持つ姥神大神宮、北前船の寄港地、江差追分の聖地・・・歴史が浅いと言われる北海道で、派手さはないけれどずっしり重く深い歴史に触れて衝撃を感じました。
たった1泊の出張でしたが、土地と人の魅力に出合った江差、また必ず伺いたい街です。ちょっと不思議な経験をしたので、その検証も含めて・・・・ネ。