篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

福瀬餓鬼喜寿記念作品展 その1

福瀬餓鬼という、類まれな才能を持っている書家が富良野に住んでいます。
喜寿を迎え作品展がフラノ寶亭留で開催しています。
 一泊4万円の高級ホテルですが、作品展の見学は無料なので、散歩方々雰囲気を味わうのもいい感じです。
入り口には7〜8mはあろうかと言う吹き抜けの階段のところに作品が掛けてあります。 
会場内は餓鬼ワールド・・・生命観、力強さ、優しさ、ユーモアにあふれています。

小作品も

日本の書道界の空気に合わず、独学で書の道を開拓してきた孤高の哲学者でもあります。絵も書も独特・・・もちろん普通の字も書くんですよ(笑)。
あの中川一政画伯が餓鬼先生の書を見て「すごい!」と絶賛したそうです。各界の友人知人が多いのもお人柄なのでしょう。
餓鬼先生の心情・・・見事です。芸術家なんですね。

77歳にして「頑張るしかない・・・」と。参りました・・・!
釣りとお酒と美味しいものが大好きな先生は、そんな書がたくさんあります。
富良野で餓鬼先生に出逢えたこと、そして富良野の書道仲間「満月倶楽部」の末席を汚していることを幸せに感じています。