篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

満月倶楽部書初め

9日、福瀬餓鬼先生が率いる「満月倶楽部」の書初めが行われた。先生が富山の美味しいお雑煮を作ってくれるというので、では書初めを・・・・と何とも不謹慎な生徒たち。
私はこの日の朝も、まだ体調が戻らず3日間ほとんど物を口にしていなかった状態なので、参加すること自体迷ったが「食べたい」と思えたので参加した。
餓鬼先生はもちろん一流の書家、しかし趣味も多彩でみな本格的。釣り名人、美食家、一流の調理人、歌が上手い(半端じゃない)・・・なのだ。
朝から集まって三々五々墨を摺り・・ちょっと書いては、調理場を覗き・・お昼に。
富山の雑煮出来上がり!濃いだしにササガキごぼうやニンジンが入り、エビ、シイタケ、サトイモ、練り物、セリなどがてんこ盛り。
汁が少なく、まるでお煮しめのような姿。北海道とは(いや我が家かな?)だいぶ違う。

お餅は、富山の先生の友人が作ったもち米をお餅にした、こだわりのお餅を取り寄せたようだ。
おいし〜〜〜〜い(^。^)y-.。o○
お餅を焼いて湯通ししているところを見てビックリ!なんと高級利尻コンブを鍋いっぱいに入れて、そのダシで焼いた餅を入れて柔らかくして器に入れていた。

出来た順番に・・・いただきま〜す。

もちろん書初めも(笑)
こちらの部屋は、条幅組・・・えっもう休憩?

こちらの部屋(先生がいらっしゃる部屋)は、小作品組・・・私は墨を摺るのがやっとの参加なので、今回はこちらで。先生は、みんなの出来を待っている間もひたすら書いています。
一番真面目なのは先生です。

午後からは、みんなエンジンがかかって夕方まに各人作品を仕上げた。あ〜写真撮るのわすれた・・残念!書初めなのに。一応私も「凜」の一字を書き、出来上がらせました(笑)
最後には、先生の作品をお年玉にいただいた。全員でジャンケン大会で作品をゲット。
私は6番目だったけれど、一番好きな作品だった。
書の内容は、友との別れ際に読まれた中国の詩の一節が書かれた「一盃酒」。
しまった(-_-;)これも写真なし・・・でも額装に出したので出来上がってのお楽しみ。
帰るころにみんなは「朝より顔色が良くなったよ」と言ってくれた。確かにお餅を食べて力がついたような気がする。
追伸(笑):あの湯通し用のこぶダシが旨い(まあ当然だけれど)、素でも、ダシと割っても(そば湯のように)・・・先生も真似していました(笑)
正に力餅!ばんざ〜い!餓鬼先生ありがとうございます。