篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

山陰旅日記 その1

16日から21日まで豊岡(兵庫県)→八雲町(島根県)を回って無事帰宅。携帯からも3回ほどブログに書き込み挑戦してみたが、写真が入れられない事と結構面倒・・・だったので、改めてPCで書き込むことにした。
☆16日:移動日
富良野6:50→旭川空港羽田空港→伊丹(大阪)空港→コウノトリ但馬空港(兵庫)→豊岡市着17:00・・・・日本は広い?地方からの交通の便が悪い?旭川から大阪便が無くなったのがつらい。初めて但馬空港着、迎えに来てくださった川口さんが撮ってくれた。

☆17日:AMは豊岡市内各地めぐり
フォーラムに参加する平田オリザさん、吉本光宏さんらと一緒に城崎温泉街へ行き、情緒ある街並みの素晴らしさに感動した。カラコロと下駄を鳴らして浴衣で外湯を回る・・是非又ゆっくり行ってみたい街だ。
美しい日本海へ出たが、兵庫県と聞いて、日本海とは結びつかない私でした(-_-;)。
松葉ガニの最盛期を迎えた今、
水槽には一匹15000円〜18000円のお宝カニさんが泳いでいた(笑)
ただし、この姿が美味しそうとは思えないのだが(失礼)

その後、豊岡市の中貝宗治市長と合流しコウノトリの郷公園へ行った。50年も前から絶滅したコウノトリ保護に賭けた豊岡市の取り組みを市長自ら語り、その情熱、熱弁は我々の胸を打った。
現在100羽をゲージで保護し、47羽を放鳥しているとのこと。「コウノトリが住めることは、人間が安心して住める条件と同じなんです・・・これは文化なのです。」本当に素敵な市長さんでした。
  
160万年前にできたという柱状節理の玄武洞公園・・・圧巻でした。
平田さん、吉本さん、市民プラザの岩崎館長、川口さんと記念撮影。
  
自然の偉大さに絶句
PMは「地域文化フォーラム」
平田オリザ氏の講演は何度聞いても深いものがある。「なぜ今、文化が大切なのか・・・」を語らせたら、右に出る人はいないでしょう。講演後は平田さんを含め、中貝市長、木村県芸術協会理事長と私が入り、吉本さんのコーディネーターで対談をした。
豊岡市が、文化都市として前向きに取り組んでいる状況に勇気をもらった。ここでも市長の発言が光っていた・・・う〜〜〜〜ん、うらやましい。吉本さんの進行はさすが!
市長は「豊岡市は、これからも富良野の背中を見ながら追いかけます・・」と。とんでもないこと、富良野は新しいことを始めたのは事実だが進化してゆかなければ意味がない。
中貝市長は最大なるエールを送ってくれたが、私は警鐘と受け止め今後の富良野が試されていのだと肝に銘じた。素晴らしい出逢いをいただいた。
懇親会が盛り上がったのは、言うまでもありません(^。^)y-.。o○
豊岡市はもとより、今回の関係者に心より感謝したい。
つづく・・・