篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

東京にて…

大切な従姉妹を亡くし、昨日夫と共に東京へ来た。
この時期に飛行機のチケットを取るのは大変だった。行きは二人で別々に…。
彼女とは東京へ行く度に会っては食事をしたり、共通の友に会ったりした一つ上のお姉さんのようだった。めちゃくちゃ明るく聡明な女性だ。
冠婚葬祭は土地柄で随分違いがあり、戸惑う事があり、更に現役の豊島区長夫人だったので、弔問者の多さに驚いた。
読経始まって2時間経っても、一般弔問者の10台の焼香台が空かなかった。
ご主人(区長)は、千人近い弔問者に丁寧に対応しいた。
夫の高野区長は「文化を大事にしない街は発展しない!」を掲げてついこの間4期目の当選を果たした。文化による街づくりで赤字財政を救った手腕の持ち主で、その陰には夫人が大きな力になって支えていたことはそばで感じていた。残念でならない…。
通夜には、演劇人など文化関係者がたくさん来ていた。
豊島区は、300人のアウルスポット(劇場)を図書館と併用して建て大成功している。このホールを建てるに当たって、区の職員や議会の方々も富良野に視察に来た経緯があり、今回も何人もの方々にお会いした。
それにつけても、仲が良く片腕を失ったご主人のことを思うと胸が痛い。
お嬢さんが甲斐甲斐しく、父を支えている姿が痛々しかった。今日は午後から本葬になる。