篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

出前落語会in小学校

22年度、富良野メセナ協会最後の事業を開催した。
今年度は、10名の芸術家が、富良野近郊小中学校20校に行って「芸術体験授業」を開催してきた。これらの事業の目的は、芸術を通して子供達の表現やコミニュケーションの方法を引き出すこと、気付かなかった自分の能力に気付くこと、他人を認める事・・・など。
講師は音楽家・数学者・絵本作家・ダンサー・アナウンサー・狂言師・役者・落語家・・・という多彩な方々。
今日は、落語家の三笑亭夢吉さんと共に、全校生46名の鳥沼小学校へ行って来た。

落語をどんな風に聞いてくれるか不安もちょっぴりあったが、始まったらそんな心配吹き飛んじゃった。
いろいろな決まり事を分解してせつめいし、落語の楽しみ方を伝えていた。その後短めの落語を3つ話したが、子供達は床に転げながら大笑いしていた。

そばやうどんを食べる所作に「うまい!」と声がかかった。

中入後は、和太鼓の代わりに大太鼓を使って、落語会で使われる太鼓の打ち方にも意味がある事を聞き、子供達は感心していた。


いよいよ落語体験!「やってみたい人は?」と聞くと沢山の子供達が元気良く手を上げた。じゃんけんをして勝った3人の子供が高座に上がった。

見事に小噺をやって拍手喝さい!!!夢吉さんから、てぬぐいのプレゼントがあった。


終えてから、丸山校長先生が「子供達が、あんなに心から笑っている様子を見て感動しました、涙が出そうになりました・・」と言っていた。
「笑う」ことは生きるエネルギーになるなぁと改めて感じた。医学的にも「笑い」は免疫力が上がると言われるよね。
それにしても・・・写真がみんなピンボケ・・・笑って手元がぶれたかな・・・。
地域の笑顔、子供の笑顔が広がる事を願って・・・さぁて・・・来年の事業計画を立てよう。