篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

平田オリザ氏の講演

5日夜、札幌で講演会があるので、安藤先生の朗読ワークショップの後車で走った。
平田オリザさんとの出会いは、約10年前ふらの演劇工房の事業で講師として来ていただいた時だった。富良野で文化活動を始めたその頃、文化で飯は食えない、文化は裕福な人だけ・・・と周りから言われてた。
平田氏は「生きてゆくために芸術文化がなぜ必要かを、きちんと言葉で説明できなければ、地域に理解してもらえない・・・」と言い我々は多くのことを教わった。その後毎年富良野に来て、小中学校でドラマ授業を続けてくれた。
文化活動をしてこれたのは、平田氏のご指導が大である。
平田氏は、劇作家・演出家・劇団主宰・大学教授そして今や内閣の官房参与でもある。

内閣官房参与としての平田オリザ氏に大いに期待している。

参加者も超満員で、文化行政の現状やこれからあるべき姿を非常にわかりやすく話していた。司会進行の磯田憲一氏が突然客席の私に発言を求め振ってきた・・・なんの準備もなく聞き入っていたのにビックリ仰天!
でも終えてからもゆっくり平田さんとお話で来て良かった。
あ〜〜〜行って良かった、聞けて良かった・・・・何だかまた勇気をいただいた。11月のは富良野で講演会があるので楽しみ!

交流会の合間に文化財団理事長の磯田憲一さんが推進している「君の椅子プロジェクト」の話で盛り上がり今年の椅子を見せてくれた。
このプロジェクトは、参加している町村が毎年生まれた子供に一流作家のデザインによる椅子をプレゼントするもの。ここ3年間のデザインの椅子が並んでた。
こんな刻印が入っている。

うれしいでしょうね、こんな素敵な椅子をもらうと・・・。
熱く語る磯田さん