篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

東京へ観劇の旅・・・その1

★その1 舞台企画調査(シアターネットかんげき)
道内のホール関係者でつくっているネットワークがあり、その人たちと共に東京に行って舞台を4本観てきた。途中で会議もあり・・・・。
1本目オペラ「「ピーターブルックの魔笛」(彩の国さいたま芸術劇場 オペラの生の舞台を初めて観劇したが、竹をアレンジしただけの、実にシンプルな舞台美術でオペラの威圧感(笑)はなく観やすかった。
 ピーターブルックの演出なので、チケット入手が困難でやっと観ることが出来たステージでした。
2本目「パーマやスミレ」(新国立劇場
チョン氏の作演出、南果歩根岸季衣らの出演で、九州の炭鉱の床屋を舞台に、在日コリアンの家族が必死に生きる姿を演じていた。在日コリアン、炭鉱、組合などの重いテーマを正面からとらえ、且つユーモアに書かれたのは、やはりチョン氏の力なのだろうと思った。実に見応えのある楽しい芝居でした。
舞台美術も素晴らしかった・・・。
3本目6代目中村勘九郎襲名披露「平成中村座 3月大歌舞伎」(隅田公園内)
 隅田公園内に特設芝居小屋を造って、江戸時代を満喫するというにくい演出。桜は残念ながらまだつぼみは硬かったけれど、梅がちらほら・・・やはり今年は遅いですね。
毎回あちこちに仮設小屋を建てる「平成中村座」は、必ず観に行っているけれど、今回は襲名披露なのでまた特別の思いがあります。私は子供のころから代々の勘三郎勘九郎親子は大ファンで、良くいっていました。
小屋の中に入ると・・もうワクワクです(ここは開演前であれば写真は自由なのです)

 客席をぐるっと 
最後の演目、中村勘三郎の舞踊ので後ろ舞台が開いて外の風景が飛び込んできた、なんと今や旬のスカイツリーが・・・いつもやってくれるよね〜中村座は。
一応芝居後の撮っておきました。

4本目「テキサス」(渋谷パルコ劇場)
長塚圭史作。う〜〜〜ん・・・これはどうもわからない芝居だった。
まあ、芝居は好き嫌いあって当然・・・機会があればいろんなものを観るのも仕事なので。観客は若者層が圧倒で、チケット代7350円でこんなに来るのも東京なんだなと、変なところで感心してしまいました(笑)。
今回の企画調査は、演目に恵まれた良い日々でした・・・文化は心の栄養だということを実感した次第です。