篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

企画調査in東京

道内のホール担当者が「シアターネットかんげき」という組織があり、良い舞台を協力し合って招聘しています。毎年企画調査の為に東京へ行き、補助金の調査や舞台を観て今後の文化事業に生かしていこうと言うものです。富良野メセナ協会も加盟しているので、今回もその一員として12日から3泊4日で行ってきました。
今回は13名参加し、同一行動が基本です。
補助金に関しての調査で、文化庁地域創造、芸術振興基金などを回り、6本の芝居を観ます。これは結構ハードです(笑)・・・何たって一日に2本づつの観るんですから。

私の本命は、何といっても串田和美演出のコクーン歌舞伎「三人吉佐」。今は亡き中村勘三郎さんの出演で何度も観ていますが、今回は中村勘九郎さんが演じました。
もちろん勘三郎さんの演技力には勝てませんが、勘九郎さんはにも華があり確実に追いついていくのでしょうね。終演後、各席は総立ちで拍手が鳴りやみませんでした。

コクーンのロビーも華やかで・・・大満足の3時間半でした。

加藤健一事務所の芝居も良ったですね、毎回期待を裏切りません。今回は「請願」で三田和代さんとの共演、三田さんの演技に魅了されました。
更に、全く予備知識がなく観たイキウメの「関数ドミノ」(演出は前川知大)。なかなか面白かったです。こんな出会いがあるのもシアターネットの良い所ですね。
その他ミュージカルや有名女優さんが出るお芝居もありましたが、私的には5本中(私は1本観られなかった)3本が良しかな。
兎にも角にも、芝居三昧の日々は幸せなことであります。
当然芝居がはねた後、全員参加の懇親会があり芝居の話で盛り上がるのあります。濃い人たちの濃いお話しです(笑)。


今日(15日)朝5時に起きて一番機に乗って帰ってきました・・・北海道は寒い!