篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

充実の日々・・・無事帰還

かなり暑さを覚悟していった岐阜(可児市)だったが、意外と涼しく(27℃)拍子抜け。地元の方も、今年の低温は変だと言っていた。ちなみに昨年の今頃の岐阜は、連日37〜8℃だったようだ。
平田オリザさんが、初任者教師を対象にした「対話を考えるワークショップ」を見学した。32名の先生が受講して、教育現場で「生きる力」としてのコミュニケーション力をどのように育むかを、10時から16時までじっくりみっちり行われた。富良野でもやってみたいな〜〜〜(*^。^*)。


夜は、館長の衛紀生さん平田オリザと私の3人で2時間の対談。東北の被災地を訪問して帰ってきたばかりの衛さんが、文化で何ができるか・・・を報告し、日本の劇場はどうあるべきか、まちが元気になる処方箋は・・・を忌憚なく話し合った。

中日新聞の記事

超忙しいお二人と、対談を終えた後の夕食も含めて、こんなにゆっくるお話しできたことはとても楽しく且つ有意義だった。
会場の可児市文化創造センター(アーラ)は、住民に愛されているホールだと感じた。ステージを見に来ているわけではないのに、たくさんの市民がホールのあちこちで、本を読んだり、談笑したり、展示会を見たり、お弁当を持って芝生でくつろいだり・・・・まさに劇場は広場・・・を実践している。
「劇場は愛されなければだめだ」・・・という衛さんは持論を実践しているのだろう。
今回、可児市の中学2年生佐藤了真くんが劇場内で個展を開いていた。とても斬新でダイナミックで、未来は大画家になるのでは・・・なんて思っちゃいました。とても人懐っこい了真くんがご両親と写真に応じてくれた。自分のデザインしたTシャツを売って、被災地に募金もしていた。富良野に来たことがあるらしく「富良野は自然がきれいですごく良い所…アイスクリームが美味しかった」と言ってくれた。
いつか富良野で会えるかな?

これまた濃い(笑)貴重な写真(了真君の父君が送ってくださった)。これからあるかな?こんな写真・・・。仁王像の絵も勇ましい!

幼稚園の時から、絵を描くことが大好きだったと目を輝かせて話しているのが印象的だった。ガンバレ了真君![