篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

美術館めぐり・・・その1

富良野近郊には、こじんまりとした素敵な素敵な美術館がたくさんある。
今日は第1弾!
『北海道風景画館』・・・・・中富良野町奈江(℡0167−44−4477)

画家奥田修一さんの作品が展示されている。

雨上りの連休最終日・・・美術館に入ると奥田さんが迎えてくださった。久しぶりにお会いし、奥田さんの説明で絵をゆっくり見て回った。
廃校跡を利用した美術館は、年を重ねるごとに作家の想いも加わり生き生きしているように思える。
奥田さんは20数年前に富良野の景色に魅せられ移住し、当初「富良野風景画館」としてオープンしたが、絵の対象を北海道に広げたのを機会に、この4月「北海道風景画館」として生まれ変わった。
ここは私にとっても思い出深い場所だ。15年ほど前、無謀にも一人芝居「土佐源治」をこの前庭のグランドを使って野外公演をしたのだ。

沢山の課題を抱えながら、奥田さんはもちろん近くの農家さんの協力を得ながら、行った公演は今でも鮮明に覚えている。その時の役者坂本長利さんも、たいそう気に入っていた。芝居が始まり佳境に入るころ、突然の雨・・・急きょ美術館を使わせていただき中で芝居を続けた。もちろん何も準備をしていない館内で、蝋燭一本でした芝居は圧巻だった。今思い出しても身震いするほど素晴らしまった。きっと奥田さんの想い、役者の想い、地域の想い、主催者の想いなどが凝縮されたのだろう。
ここは私の文化活動の原点でもあったように思う。
今日も奥田さんは静かに、絵に対する想いを話してくださった。生き方に太い芯を感じ、いつも勇気をいただくのだ。
奥田さんが入れてくださったコーヒーを飲み、あっという間に2時間が過ぎた。
いや〜ラッキーな日だ♪♪
何せ、風景画家は絵を描きに出かけるので、なかなかこんなに時間はないのだ。雨が降っているのも幸いしたのかな?
お願いしたら、快く応じてくださった。


大好きな芦別岳を描いいた。夜、月の光で虹が出たときの様子とか・・・とても珍しいらしい。(絵葉書から)



フラノデリスの特製菓子(この美術館だけにある)が品切れだったのが残念!
近いうちにまた行こう(^。^)y-.。o○。
ここは私にとって大切な場所であり、富良野に来た方をご案内したい穴場である。