篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

雨・雨・・・思いつくまま・・

久しぶりに朝から強い雨が降っている。柳の木の若葉がやっと出てきたが、こぶしも桜もまだまだ咲く気配がない・・・やはり今年は気温が低いようだ。
統一地方選挙が終わり、新しい首長、議員が誕生した。富良野市議会も一新した!さぁ〜〜〜みなさぁ〜ん!これからは、言動ではなく行動してください・・・初心をわすれないで下さいね。お・ね・が・い・し・ま〜〜〜す!
大震災から今日、49日を迎えた。原発の問題が、まだまだ終息の方向にはない現在・・・というより新たな問題が次々に出てきている。
避難地域の拡大、農作物や魚介物の風評被害、高齢者の病気、放射線により復興作業ができないこと、救援隊(自衛隊、警察、消防)の心的影響、そして解体家屋のアスベストのこと・・・・。
そんな中で、多くの市民ボランティアの活動も報道されている。
私のパソコンにもメーリングリストで、常に新しい情報が入ってくる。
芸術関係の団体は「アートNPOエイド」を立ち上げ、被災地域の芸術家や芸術環境を支援しようと寄付を集めその行動資金にしている。また今、芸術団体は何ができるのかと・・・・。
方や、札幌を中心に「東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌”むすびば”」を早々立ち上げた。ここには、学生、NPO団体、主婦、行政職員、大学教授・・・などなどが個人で参画し、多くの人的ネットワークで実にフットワークが良く、見事な動きをしている。
現地の受け入れ組織と連携して必要物資を運んだり、札幌に避難してきた方の住宅、家具などの手配している。被災者の方から細かな情報収集をしながら支援を行っている。必要な品物をメールで伝え合い、即集まる力強さに感服している。
”むすびば”への寄付金はボランティアの活動費で、レンタカーの借り上げや現地への旅費などに使っている。
市民が主導し札幌市を引っ張り連携し、素早い対応をしているようだ。
今回の震災で、特にボランティアの支援の仕方が問われている。
・個人では動かない(組織で動く)
・被災地の状況を把握し、現地の指示を伺う
・連休のボランティア渋滞(現地の道路)を避ける
・自身の滞在は、個人で責任をとる(宿、交通、食糧など)
・自分のやりたいことではなく、被災地が必要としていること
と言うようなことが伝わっている。
素晴らしいことだと思う。
阪神大震災の時には、これらのことが伝わらず(日本人って、せっかくしてくれるのに・・・「結構です」と言えない・・・と言う面がある)ボランティアの気持ちや行動が伝わらなかったことがあった。
これを契機に、NPO法が成立した。
この点では過去の経験が、確実に生かされたんだと思う。
私自身は、心ばかりの寄付と富良野疎開児童の受け入れに登録をしただけ・・・・。長いスパンで考え、きっと何かできることがあることを・・。