篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

百人一首大会

PTAのyakuinnno 方から「学校で子供達と、カルタ大会をするので是非行きましょう・・・」と誘いがあった。
えっ!百人一首?・・・子供のころにした事はあるが、もう何十年も見た事がないなあ〜〜。
参加を即答できずにいると「大丈夫です、1年生もいるし、外国から来た子供も多いし・・・一緒に遊んであげて下さい。」と励まして?くれたので行く事にした。
併置校の富良野布部小中学校は全校生22名の小規模校だ。地域の方やカルタ名人など子供達と同数が集まり、子供対大人の対戦となった。

実はこの地域の子供達は、百人一首を学校でも勉強し子供会などでも良く親しんでいると言う。
校長先生は「外国籍の子供達もかなり強いですよ・・・篠田さん大丈夫、みんな日本語で書いてあるんですから・・・」と笑っていた。
知ってます・・・日本語なのは・・・でも今や変体かなで書いてあるカルタは、むしろ外国語・・・。
北海道は、取り札が「木札」で下の句を読んで取っていく。本当に子供達が取っていくの信じ難かった。

3人ひと組になり大戦開始!「1枚取るのを目標にしてね・・」と仲間に言われ初戦は中学1年生と対戦。

どの組も、みんな真剣です!



終わってみたら全て子供達のグループが勝ちました。私は必死に9枚ゲット!目標達成とは言え、目の前の札をどんどん取られていった!(^^)!
さて2回戦は、小学5〜6年生に挑戦!(秘かにここはもう少し取れるだろう・・・)
カナダ・スイス・日本という3人の子供グループ・・・我々は先生2人と私の初心者グループ。結構マジで大戦開始。

でも、どんどん相手の木札が積まれてゆく・・・・結果は惨敗!
あの変体仮名は「絵」として記憶して言ってるのだろうか・・・ちゃんと読んでいる・・・凄い!
日本に来たばかりの子供には、先生やALTがついて、ひらがなで書いた紙の百人一首で遊んでいた。

日本の子供達でも最近は見た事が無い百人一首を、この学校に居る6人の外国籍の子供達が嬉々として遊んでいる。
小規模校ならではの交流が出来、地域で子供達の成長を見守るとても良い機会だと思った。
3時間余りの交流で、子供達とも良く会話ができて楽しかった。
来年はもう少し腕を上げて挑戦しよう・・・と心に誓う!
まず何処かにしまってある百人一首を探し出そう。