篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

能+ファッションショー  その1

コシノジュンコさんより「もうこんな企画できないと思うよ、是非見に来てほしいの」と電話がありました。もったいないほどのお誘いで、いつもなら二つ返事ではせ参じるところでしたがコロナ禍でもありしばし考えました。

が・・・決めました!

能楽堂はもちろん自分でも最大限の感染対策で出かけました。なんと8か月ぶりの上京です・・・空港の様子も、ホテルの様子もこれでもかと言うほどの感染対策でしたね。

700年の伝統芸「能」と現代の融合・・・見る前からワクワクです。

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GINZA SIXに出来た観世能楽堂の正面席6列目の素晴らしい席です。

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第一部は能楽師による「風神雷神」とコシノジュンコさんのファッションショー。

能楽の舞台でファッションショーなんて前代未聞ですがモデルも能楽師の見えるほどの所作と見事な衣装・・・パリで絶賛を得たというのは合点がいきます。

公演中の写真は撮れないので、翌日のNHKのニュースから・・

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一部が終わりロビーに出ていらしたコシノさんにお会いしてびっくり!

コシノさんのジャケットを着て行った私の色合いと、コシノさんの衣装がドンピシャ!

この日のためのジャケットがったのかもね。

お客様の装いもそれはそれは豪華で、出かける前には何を着ていったらいいのかなんて考えていたけれどコシノさんの洋服で安心でした(笑)。

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第二部は仕舞「船弁慶」と第26世観世宗家 観世清和による 能「紅葉狩」。鬼に変身したシテの衣装はコシノさんデザインのもの。それはそれは豪華なものでした。

コロナ禍で生の舞台を見る機会がまったくなくなった昨今でしたが、今回その機会を得て心の潤いになりました。

コロナ禍になってドイツ文化省のトップが「文化は大切な生命維持装置」とまで言って芸術文化の保護政策をとったとか・・・生きるために必要なんですね。

空港、ホテル、会場と最短距離で移動し能楽堂以外はどこにもよらずに帰宅しました。

 (パーティー編はつづく)