日本にとって特別な日
今朝いつものようにテラス越しの芦別岳を見た。真ん丸な月が芦別岳の上にあり
そして間もなく、朝陽を受けながら沈んでいった・・・実に美しい光景だった。
去年東北大震災が起きたあの日、私は愛知県豊川市に講演で呼ばれ、旭川空港を飛び立ち、14:46は東北の上空を飛んでいた。
「地震が起きましたので、羽田の滑走路を点検中です。」という説明のみで詳細は分らなかった。正直軽く考えていた。
後でわかったのだが、80機近い飛行機が着陸先を探して、日本の上空をさまよっていた。ほとんどが中部空港に着陸したが、残り２機は燃料不足で１７:００頃伊丹空港に緊急着陸した。その１機に私は乗っていたのだ。
その後、大阪から壮絶な移動手段を駆使して、豊橋のホテルに着いたのは深夜０時ころだった。部屋に入ってテレビを見た瞬間、体が凍りつき一睡もできない夜を過ごした。
家族と全く連絡が取れず、みんなは大騒ぎになったと聞き大いに反省した、その後、出かける時はマメ連絡するようになった。
地震、津波のほかに原発事故が追い打ちをかけ、１年たったが復興はまだまだのようだ。
今日、震災が起こった時間帯は朗読サークル開催中だが、みんなで黙祷をしようと思う。
今朝の月は鎮魂のようでもあった・・。
日本全国、今日はみんな優しい・・・。
