篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

高校が変わる・・・トップの決断!

富良野高校の学校評議委員会があり出席した。以前公宅に住んでいた時には高校はすぐ隣で、生徒の姿をいつも見ていたが、残念ながら4人の子供は誰も行かなかったので高校の中身は何も知らない。
11年前に制服を廃止、同時に校則も廃止したが、今年度から制服は復活した(校則は未だにない)ようだ。これらに至った経緯には、当然紆余曲折の議論があったでしょう。
今回委員を仰せつかり(緊張気味で参加したら、5人の委員は全員良く知っている人ばかり・・・笑)高校の概要、課題、目標などを聴いた。教頭は映像を使って実にコンパクトに説明していた。
田中校長は「今、高校は変わろうとしている。教職員も変わらなければならない。」「素直だけの生徒が良いとは限らない、生き方を考えられることが必要」と言っていた。
平成25年度から、富良野高校は普通科単位制を導入し「演劇科目」を導入することになった。そのことを踏まえ昨年から、NPOメセナそしてJCなどが協力して「演劇文化に対する理解力アップ」のために知恵を絞っている。
高校に演劇を導入するのは、幅広い人間力育成に貢献できると大いに期待しているところだ。
魅力ある高校になるためには、大きなエネルギーと脱皮が必要だと思う。
トップの決断力と指導力が大切だと改めて感じた。
仲間たちと15年前に富良野で文化活動を始めたころから、教育現場で「演劇文化」と言う言葉をふつ〜に話せるようになりたい・・・地元高校に演劇科があったらいいな・・・と願っていた。
少なくとも、前者は完全に普通の言葉になり(笑)、後者は選択ではあるが実現することになった。
今回の委員会で、校長や教頭の説明の仕方がセンスが良い事と(話し方でわかるよね・・・)、忌憚なく意見を言える委員仲間がいることに安堵した。
学校・民間が動き出した・・・行政も一緒に・・・と切に願っている。