篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

これぞタイムリー!

イムリーと思える芝居&本!
今日観た芝居は、永井愛さん演出による「鷗外の怪談」は嫁姑、鴎外夫婦、作家活動、政治・・・などのエピソードを込めた内容。表現、言論の自由をテーマにとても見応えのある素晴らしい芝居でした。宝くじの助成を受けているのでチケット料金安く設定されていました。特定秘密保護法が施行された今、いいのかこれで・・・と重い言葉で問かけているように感じました。正直この芝居を全国ツアーで企画した時には、政治的な事は想定外だったと思われますが、全国42公演の最終公演のステージが鷹栖で行われ、役者が涙してカーテンコールをしていた姿を見た時、表現者のいろいろな想いを感じました。政治的な事を抜きにしてもいい舞台で、今年観た芝居の1、2を争う印象的な芝居でした。悪天候の中でも見に来てよかった。

同時に、江差の文化を担っている松村さんから著書をいただいた「軍隊一ヶ月捕虜二年の青春」は、衆議院選挙を控え「二度と戦争はしない」と言う、憲法九条がそれほど大切かを問うドキュメンタリーです。集団的自衛権に対する危機感・・・この本の出版も、あまりにもタイムリーで今回の選挙は各人が必ず選挙に行き、意思表示をするよう促されたようでなりません。

出会えたことに感謝する、芝居も本もお薦めしたいです。
芝居の会場で偶然居合わせたあべ弘士さんご夫妻と、旭川へ戻りお芝居の話、今後の事業のお話をしながら三四郎さんでちょっと早いクリスマスをしました。

実に楽しい今宵でいた。