篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

幽玄の世界・・・続き

薪能観劇のために、気温がどんどん下がる午後、車でトマムに向かいました。

会場は、星野リゾートホテル内に特設能舞台が設えてありました。
さすがこの時期の薪能(野外)は北海道では無理ですね(笑)。
日が落ちてゆくと、トド松の大自然林をバックにかがり火がたかれ、壮大な舞台の後幕になりました。

どうです・・・この壮大な能舞台。むしろサンタクロースが似合う風景なのに、ここで静御前が舞うのですから・・・幻想的、宇宙的・・・。

狂言「棒縛(ぼうしばり)」・能「船弁慶」も生で見る伝統芸能の素晴らしさを堪能しました。
富良野メセナ協会でも狂言のワークショップを毎年行っているので、本公演を子供たちに見せたいな・・・と思いました。
改めて、舞台上の役者の所作の美しさに魅入りました。
もっともっとこのような舞台に触れる機会があればと願うばかりです。
同時に上演した、郷土芸能占冠神楽」も2匹の大蛇、闘うスサノウノ尊。特に大蛇の動きの素晴らしさはには息をのみました。素人とは思えない見事な演技でした。
終えて外へ出ると、外気がキンキンに冷えて道路もツルツル・・・。
ゆっくり安全運転で帰ってきました。

道新記事から


招待席だったので前列で頭が映っています(どうでもいいことか・・・笑)。
ご案内いただいた占冠村に感謝します。