篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

点→線→面・・・連携

市民活動や行政機関でもよく言われ、とても聞こえがよい言葉だが実践するのは、なかなか難しい。今や陳腐にさえ聞こえることがある。
目的を達成するためには、同じ組織内で動くのではなく、立場や地域、職業や性別をひらりと飛び越え大きな目標に向かってつながってゆかなければならない。
市民活動をしている人は、必ずぶち当たる壁である。目的を達成するためには、お金以上に重要な課題だとも痛感するだろう。仲間と目的や課題を共有できることは、生きるエネルギーにもなる・・・・ちょっと大げさかもしれないが。
この連携を、自慢ではないが(いや自慢か)富良野で実践している!
ふらの演劇工房の設立からの歴代理事長(5人)、事務局長(4人)全員が一堂に会した。
北海道地域選奨を祝う目的と、これからもふらの演劇工房のバックアップをするために団結しよう・・・という思いで初代理事長の篠田悠一氏が声掛けをし実現した。
単なる過去を懐かしむ集まりではなく、立ち上げのコンセプトを伝え継ぎながら、精神的にも、チケット販売等でも実働で応援してゆくことを誓い合った。
各人会社のオーナーで、超忙しい人たちだが「文化の薫る街富良野」への実現のために、ふらの演劇工房の役職を終えても多方面で活躍している。
全員共通しているのは、どんなに頑張っても自分達が儲かることではない!
ある新理事は「こんなに忙しいく、大変なことをよくやっている・・・驚きだ」と言っていた。
正直、各理事長は小説のネタになるくらいのエピソード(難儀な課題で)を経験し、事務局長と共に乗り越えてきた。
ある人が「こんな街はどこにもない、すごい街だと思う。」と言うと、全員がとてもいい顔をして誇らしく相槌をうった。
この先も平坦であるはずはないのだが、仲間がいることは素晴らしい!
ふらの演劇工房、富良野メセナ協会、まちづくりなどそれぞれに参加している役員OB達が、今年から事業も連携することになった。
この役員OB会のネーミングを考え、文化応援団として発足することを誓ってカンパ〜イ・・・・お開き(^。^)y-.。o○