篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

3・13 冒険家

2月に鷹栖町在住の冒険家萩田泰永さんにお会いした。「3月に北極点へ行くんです・・・」と事もなげに話していた。とても穏やかで、体格もふつーで外見からは冒険家には見えない。北極にはもう4〜5回行っていて、今回は「日本初の北極点無補給単独徒歩」とのこと。単語を一つ一つ噛みしめると「無補給」「単独」「徒歩」・・・なんだか気が遠くなりそうだ。
あれから約一カ月。アラスカでトレーニングを終えいよいよ今日から歩き始めると言うメールが入ってきた。120キロの荷物をソリで引き一歩一歩往復1400キロを歩き始めたそうだ。一番怖いのは白熊だと言っていた。大学などと連携して環境や気象のデーターを取るようだが、約60日間たった一人で何を考えて歩くのだろう・・・・。きっと普段見えないもの、気付かないものが見えるのだろうか・・。帰国したらまたお話を聞きいてみたい。どうかご無事で・・・。