篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

2・15 バンクーバーの想いで

13日からバンクーバーオリンピックが始まった。私にとってバンクーバーは想いでがいっぱいある。平成9年12月だったか、富良野塾のカナダ公演ツアー最後の開催地、バンクーバーで私は一行と合流した。
目的は、富良野で始まる市民の文化活動(後のふらの演劇工房)のことで、じっくり倉本先生にお話を伺う事だった。先生の想い、我々の考え、市民の感情・・・・それぞれはシンプルなんだけど、絡み合うと複雑だった・・・・。だから観光をするわけではなく昼夜公演を見て、夜は先生からお話を伺う毎日だった。
一週間ほどの滞在だったがドラマがいっぱいあったなぁ〜。たった一人で行く道中の不安、バンクーバー空港でトランクが行方不明になったり、やっとたどり着きバンクーバーの港で木太鼓のパフォーマンスをしている一行と再会しホロっトきたり、ホテルのリネンで湿疹が出たり、日本が韓国に勝ってサッカーワールドカップ初参加を決めた日に、拓銀の破綻のニュースが入ったり、塾生の船上結婚式があったり、帰りの飛行機が会社の手違いでダブルブッキングされ、私の席が無く倉本先生が会社と掛け合ってくれたり(一人置かれるとこだった)、先生にはずいぶんお世話になった・・・・私には「バンクーバーの7日間」として忘れられない。早いもので、あれからもう13年か・・。

今朝、東小学校の中明校長先生のところへお礼に行って来た。今春に退職される先生には、メセナの活動で大変お世話になった。校長会に「文化ネットサポート」を作って文化事業の窓口を作ってくれた。子供たちへのプログラムは、学校の協力が無くては実現しないのだ。先生は次への引き継ぎも快く約束をしてくださった、うれしい限りである。
今年も、メセナとして学校への提携事業がたくさん予定しているので楽しみだ♪