篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

中秋の名月と薩摩琵琶

北原香菜子さんの薩摩琵琶のコンサートを開催しました。北原さんは演奏会場としてあかならを絶賛してくださいました。
軽妙なトークで会場を和ませながら、ぐんぐん幽玄の世界に引き込んでゆきます。
 
琵琶の胴は桑の木で造られ、弦は桑の葉を食べて育った繭(絹)から出来ているそうです。とてもデリケートなのに力強い音色に圧倒されました。

1500年の歴史を持つ楽器の一端を垣間見ることが出来ました。木に感謝しつつ必ずお酒とお水をお供えして演奏していると話されていました。

平家物語り、白虎隊、などを演奏。そとは十五夜が輝いています。会場内を消灯して演奏した時には、琵琶の音色と共に落ち武者が・・・・なんて想像しちゃいました。

偶然にも福瀬餓鬼展で平家物語りの一節や般若心境を書いた書を見て、北原さん感動していました。導かれたのですね・・・。

芳名帳にも・・・絵になりますね。

また、素敵なご縁をいただきました。