篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

美術館(陶芸)めぐり・・・その3

南陽館』・・・富良野市山部(℡0167−42−3132)
ここは、小学校跡地で画家(盛本学)と陶芸家(恒木直豆)のアトリエになっている。

「落葉窯」
恒木直豆さんが窯を構え創作と作品展示&販売をしている。
跡地利用で教育委員会が陶芸家を公募した折、岡山出身の恒木さんが来ることになった。穴窯を造り備前の土で陶芸をし、各地で作品展をしている。
現在窯入れをし、6日間の火入れ作業が行われている。
4日目(12日)の様子・・・温度は700度を超えた。

交代で昼夜たき続ける窯の番は大変な作業。行ったときはちょうど奥さんと交代したところ。中の様子は想像するのみで、ひたすらたき続ける・・・。


薪の大きさ(太さ)も時期によって違い、薪の準備も大変のようだ。






5日目(13日)の様子・・・温度は800どを超えていた。

今日は初めて窯の前の小さな窓を開け中の様子が見えるというので行ってきた。オレンジ色に光っている中は実に美しく作品が輝いていた。
この窓から7分ごとに一本の薪を入れていた(この緻密な作業は凄い)。

私は上手く撮れなかったので、恒木さんの写真を拝借しました(ごめんなさい!)

この日をめがけて常連の方が釧路や札幌から駆けつけていた。お疲れのところ恒木さんは丁寧に説明していた。

6日目(14日)はいよいよ大詰め。
窯の温度は1100度を超えていた。
昨日開けた前の窓は閉められ両横の窓を開けどんどん火力をあげてゆく・・・。

煙の上がり方を見ながら、呼吸を合わせて両脇から薪を入れて行く。
御嬢さんの碧(あお)ちゃんもお手伝い。
あ〜・・・凄い過程を見せていただいた。今日の作業が終わると、これから6日間ほどこのまま窯を冷やしてゆくそうだ。
焼き上がりがとっても楽しみ♪♪
恒木直豆さんは、全国から各種の作家を集めたクリエーターズマーケット(6月開催)の実行委員長としても大活躍している。このマーケットは毎年どんどん大きくなり富良野の大事な文化イベントになっている。