篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

ブラボー!ボランティア

被災地のボランティアの活躍が報道されている。ボランティア自身(組織で)が考え行動している様子が頼もしい。
以前の阪神大震災時にも、ボランティアが活躍したがその時は「する側」と「受ける側」のニーズがかみ合わ無いことが多くあったようで、行政や社協の対応の遅れもあったようだ。
もともと日本は、ボランティアが活動する土壌が育っていなかったが、阪神大震災をきっかけに市民ボランティアの活動が認められ、1998年NPO法案が国会で成立した。
それから13年・・・・今回の震災で、老若男女が「今、何を求めているのか」を丁寧にリサーチしてボランティアをしているようだ。インターネットの普及も大きいと思う。
私の周りでも、今回の震災後ボランティアに関するメーリングリストが2本立ち上がり、毎日情報が入って来ている。
両方とも支援は長期にわたることを考え、被災者に募金するのではなく、ボランティアの活動資金として募金を募っている。(もちろん必要物資も集めているが)
一つは全国レベルで「アートNPOエイド」で、一般の支援のほかに、被災した芸術関係者を支援し、又現地で必要とされた時の芸術活動に役立てようとしている。
もう一つは「東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌 ”むすびば”」で、避難してきた人たちの支援や現地に行くボランティアの人たちの支援(車、物資、必要経費等等)をしている。
後者は、札幌中心に全道に広がり、刻々連携を取っている。NPO関係者、大学生、商業者、教授、医師、主婦、避難して来た方・・・それぞれのネットワークで広がり、まさしく行政に出来ない市民ボランティアのフットワークの良さが見事だ。
多くの人が今「自分にも何ができるか・・・」と思っているようだ。きっとこれから出てくるはずだと思う・・・・富良野でその時まで・・・。