篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

2校で楽しい出前授業開催

富良野メセナ協会が市内2校でワークショップを行った。
★1校目:富良野市立布部小学校3〜4年生
講師は、フリーアナウンサーの安藤千鶴子さん。
スイス、カナダ、日本という国際的な3名の子供達に「自分の気持ちを相手に伝えよう!」というテーマ行われた。
4枚の絵を見てお話をする。正しい日本語で、みんなにわかるように大きな声で、たくさん想像して・・・・と安藤さんは、子供達の心をどんどん引き出していた。

国際的な発想も飛び出し、小さな学校だけれどとても豊かな環境だと思う。子供達は、他人と違ってよい、個性を生かす、協調する・・・ということを自然に受け入れているように感じた。
子供達が書いた詩が、教室に貼ってあったがとても上手に書かれている日本語と内容にビックリ!まだ日本に来てそれほど永くないのに・・・・。

以前にもこの学校でワークショップを行ったが、メセナ協会と学校との連携がとてもよく取れ、各先生が課題を見つけて再度今回の開催となった。
今年度、もう一度この学校へ安藤さんは行く予定だ。
子どもの心はバイリンガル!!

★2校目:富良野市立山部小学校1〜2年生
講師は、絵本作家、元旭山動物園の飼育係のあべ弘士さん。
あべさんのお話に、子供達は食いついてはなれない。
飼育係の時の色々な体験を、クイズをだしながらたのしく話したり、たまたま自分の書いた絵本が目に入り(場所が図書館だったので)、それを読んで聞かせたり。そしてみんなで動物の絵を描いたり・・・・。

2時間子供達はずっと集中していた。
最後に像の絵を一筆書きしてサインを入れていた。子供達は大歓声!

あべさんは絵も上手いが(当たり前か・・・)話も上手い!
「また来てね」とせがまれていた。
図書館にあったあべさんの絵本にサインを入れる大サービスも!!
とても活発で、子供らしくしかも人の話を聴ける素晴らしい子どもたちだった。
あべさんはとても気持ちよかったと言っていた。
これら2校のワークショップは、いずれも子供達の表現教育活動の一環としてメセナ協会が組んでいる事業である。
私は、ふらの演劇工房のころからこの事業(アウトリーチ)に参画し10数年になるが目的がじんわり浸透して来た感じがする。
事業のコーディネートは自身のライフワークかな・・・・。