篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

富良野塾グループ「歸國」公演始まる

6月27日から7月24日までのロングラン公演が始まった。ロビーは華やかにお花がいっぱい!劇場のこの雰囲気は格別なものです。
エンディングの歌を担当した長渕剛さんのお花も上がっていた。
倉本聰氏が富良野塾を閉塾したことで、舞台公演も終わってしまったと思っている方がたくさん(多分ほとんどの方が)いて、私も多くの方に何回聞かれたことか・・・・。
新しい塾生を募集しなだけで、芝居は今まで通り、いやむしろもっと精力的に創っていくのです。実際テレビも舞台もどんどん予定があり、あの創造力、体力、精神力・・・はとてつもなくバケモノです・・失礼(-_-;)。
歸國」はテレビドラマにも決定され、舞台と比較するのも楽しみかも。

そうそう富良野演劇工場に入ってすぐ右側に、劇場の平面図をかたどった金のプレートがある。これは倉本氏の発案で、富良野演劇工場を建設した時にかかわった方々一人ひとりの名前(約800名)を刻印したもの。木を切った人、石を運んだ人、みんながすでに舞台の創造者の一人です・・・と言う意味で刻まれたものだ。

当初私の名前があるとも思ってもいなかったのに、オープンしてしばらくして視察者を案内した時にお客様に言われて初めて知りました。とても名誉に感じている。
このプレートを見る度に、仲間たちと立ち上げた想いと汗を思い出す。その時、私はNPOの理事長と初代の工場長だった・・・二代目の工場長が名物の太田工場長!
もちろん倉本聰氏の名前も!
兎にも角にも、劇場は地域文化のシンボル!
10年経った今・・・・「文化の香るまち富良野」「50年後の子供達に夢を」を合言葉に進んできたが、確実に一歩一歩前進していること確信している。