篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

5・1 歌舞伎座閉場式

私とほぼ同じ歴史を持つ歌舞伎座が閉場式を迎えた。200人もの歌舞伎役者が舞台に並んだ様子がテレビで見て壮観だった。その場にいたかった、羨ましい、見たかった・・・・。
歌舞伎との出会いは、はじめは母親に付いて行ったのだが、興味を持ち小学5年頃から一人で札幌にある東宝劇場(だったと思う)に観に行くようになった。年一度来る歌舞伎を、すすきののど真ん中にある劇場に、まっしぐらに入った覚えがある(なんたって、すすきのですから・・・)。
先代の中村勘三郎勘九郎(今の勘三郎)が大好きだった。中村扇雀さんの踊りも印象深かった。子供にしては地味な趣味だったかも・・・・。
大人になり歌舞伎座で観た時は、あの雰囲気に感激した。その後仕事で上京した時も、時間があると「一幕見席」と言うのがあって、ちょっとの時間も楽しめて安い最上階の席がうれしかった。
いまでも毎年、勘三郎橋之助勘太郎さんら、そしてなぜか笹野高史さん(これが又最高なんです)が出演の「平成中村座」の歌舞伎を観に行っている。楽屋で何度かお話をしたのも極上の幸せ!三味の音と長唄になぜか心が落ち着く。そう言えば、私は子育て中BGMに長唄が・・・。
3年後に生まれ変わった歌舞伎座に行くのを楽しみにしよう。我が家の壁にかかっている歌舞伎座で買った隈取りのてぬぐい。
私のでっかいでっかい夢は、富良野演劇工場で歌舞伎役者の踊りが見た〜い、見た〜い・・! あ〜あまた夢を見る癖が・・・。