篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

山陰旅行記 その3

何と言っても出雲は「八雲立つ出雲」と言われ、多くの神が座すところとされている。それはそれは多くの神殿があり、神々のふるさとである。
☆19日熊野大社は、天照大御神の御弟神スサノウノミコトを祭ってある。
宿の隣が熊野大社だったので、ゆっくり散歩し参拝した。まず参道のあうんの狛犬にご挨拶。
出雲大社親神様なので、出雲大社の前に参拝するのが良いとのこと。

国歌「君が代」の歌詞にあるさざれ石だ。昔はこの歌詞の意味が分からず、歌っていても息継ぎを間違い「さざれ」で息継ぎしていたよな・・・。
 
朱の太鼓橋を渡って本殿へ・・・静かな静かな境内だ。時折七五三のお祝いの家族が参拝していた。
  
しっかりお願いしている姿・・・さて何を。

20日出雲大社は、大国主命(おおくにぬしのみこと)を祭る。
地元の方は「縁結びの神と言われているが、八重垣神社で縁結びをお願いし、めでたくむすばれたらお礼に来る神社が出雲大社」との事。ではお礼をしなくては・・・(笑)
ここの参拝のルールは特別で「二拝四拍手一拝」である。まず御仮殿(拝殿)で参拝。さすが出雲大社は結婚式や団体客が多くてにぎわっている・・・神有月は観光シーズンらしい。

大国主命の象は凛々しく建つ

11月は神無月・・・しかし出雲は神有月で全国から神々が里帰りしている。そのお宿がここ、ずらっと並んだお部屋は今の時期は神様がお休み中で戸が閉まっている。うわー満室だ〜(笑)・・・不謹慎(-_-;)

2013年5月の大遷宮に向けて大工事が行われている最中だった。本殿を見られないのが残念だったが、こんな姿を見るのも60年に一度だものね。

それにしても、神楽殿の注連縄は日本一(長さ13m、太さ8m、重さ5t)

そう言えば、踊り手「出雲の阿国」もここが発祥地で歌舞伎の原点と言われている。歴史深い出雲は歴史の教科書を見て回っているようだ。
つづく