篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

彫刻家 安田侃氏 トリプル受賞

美唄出身の世界的彫刻家安田侃氏が、11月12月の間に3つの大きな賞を受けた。
北海道新聞文化賞」「ジャコモ・プッチーニ賞(イタリア)」「文化庁長官表彰」を立て続けに受賞したので、安田氏の人柄や芸術性にほれ込んでいる素晴らしい仲間達が祝う会を開いたのだ。

高橋知事や上田札幌市長その他道内経済界など、お歴々がずら〜と出席していたが、それはそれはアットホームで和やかで、私目が末席を汚しても楽しく過ごす事が出来た。

安田氏のご挨拶で、これからも感動してもらえる作品を作り続けたい。「感動」とは、人が辛い思いをしたときに思い出してもらえるもの・・・自分は美唄に育てられた・・・と話していた。
淡々と話される言葉は、押しつけがましくなく、いつも心に浸みてくる。

2000年に本場イタリアで、オペラ蝶々夫人の舞台美術を安田氏が製作し、今でも上演される度に使われていると言う。
舞台の様子が映像で流された。



会場は大手のホテルではなく、光塩学園調理製菓専門学校(札幌市)のホールで開催し、料理も先生(シェフ)や、ここで学ぶ生徒達が心をこめて作られたようだ。
大きなホール2つに準備されたお料理は、どれも美味しくホテルの宴会料理とはひと味もふた味も違い、また皆さんのサービスが素晴らしかった。良い教育をされているのだろうと推察される。この学校の理事長が是非にとこのような形で行ったようだ。
これも安田さんらしい。


多くの知人にも久しぶりに会い、とても素敵な会であった。
締めは、現代の名工になった嶋宮勧氏(寿司繕のオーナ)が三本締めをした。

帰りには、安田侃さんが女性にのみ一人一人に直接バラの花を手渡して下さった。


カレンダーまで戴き、至福のひとときだった。
ただ・・・皆既月食を見逃したよ〜〜〜。