篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

朗読の極意を堪能しました

HBCアナウンサーの安藤千鶴子さんと河原多恵子さんの「朗読二人会」をあかならで開催しました。

朝から雪が降りしきり冬に逆戻りした日になりましたが、会場にはネコヤナギと桜をかざり春を感じていただきました。

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河原さんは芥川龍之介作「雛」を読まれました。魅力あるアルトの声が流れると鳥肌が立ちます。50分ほどの作品に引き込まれるように聴き入りました。

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安藤さんは、宮沢賢治作「よだかの星」です。

目を閉じて聴いていると映像が浮かびさすがの安藤節!よだかが吸い込まれるように

天にのぼり星になる情景は胸が熱くなります。

朗読後安藤さんが「どうしてもあかならでこれを読みたかったのです。」と話し始めました。「以前、悠一先生が小学生の時によだかの星を劇で演じた時のお話に感動しました。悠一先生は演劇の持つ力を僕は信じますとおっしゃっていました。」・・・と。胸が熱くなりました・・・不覚にも最後の挨拶がボロボロでした(笑)。

朗読会の前に自宅に寄ってお参りまでしてくださった意味が分かりました。感謝!

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富良野の朗読サークルのご指導を16年も続けてくださっているお二人です。

贅沢です、うれしいです、大好きなお二人のお人柄にひかれて続いていることは間違いないです。北海道のアナウンサーの大御所なんですよ。

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