篠田信子の新森のテラスから

富良野の森に住み、自然や文化への想いをつれづれに

演劇「ゴドーを待ちながら」の思い出つらつら・・

素人の私は劇場運営を任された頃は「ゴドーを待ちながら」の芝居を知りませんでした。その後演出家・役者の串田和美さんと出逢いこの芝居を知りました。
2001年串田さんから老人施設と刑務所でゴドーをやりたいと言われ・・・少しは下調べをした私ですが「こんな芝居を老健や刑務所でやって大丈夫?」と思ったのが本心でした。でも強い希望もあり、その頃夫が運営していた老人保健施設があり、そこに作業療法士の川口さんがいてくださったので老健ふらので実現したのです。
この施設での公演結果を書くと長くなりますが、ただただ演劇の持つ力の大きさに感動したのを覚えています。
ついでに(笑)・・・富良野演劇工場での公演も実現しました。
出演は串田和美さん緒方拳さん・・・思い出一杯あります。

工場の楽屋で・・・

その年は旭川刑務所公演が実現せず、2003年網走の方のご尽力がありやっと念願の網走刑務所公演が実現したのです。
串田さんは私をスタッフとして連れて行ってくださいました。
女性がこの施設に入ることはタブーでしたが、刑務所を説き伏せてくださったのです。
この公演結果も満載のエピソードがあります・・・思い出一杯です。

後援後記念撮影・・・貴重な写真になりました。

それから今年、北海道を代表する役者斉藤歩さんと富良野塾OBの納谷真大さんによるゴドーの芝居がありました。感慨深く大雪の中札幌へ馳せ参じました。
無条件に楽しめました、笑いました、ほろりとしました。
芝居をこんな風に観ることが出来るようになったのは、歳を重ねたせいもあるかもしれませんね(笑)。

ブラボー!!もう一度観たな。